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振袖の由来


振袖とはもともと、袖丈を長く仕立てた上に身頃と袖を縫い付けないきもの(=「振り」がある着物)を意味しています。若い女性もしくは元服前の男の子が着るもので、大人になると袖を短くし、振りを縫うのが慣わしでしたが、江戸中期以降、次第に若い女性の盛装として特化し、発達してゆきます。 関所を通る際は、未婚女性は振袖を着なければ通ることができない=つまり振袖を着ることが若い女性の証とされたといいます。

袖丈は、身振りを美しく見せるために、またお洒落を競ううちに次第に長くなっていったといわれ、宝永の頃(18世紀初め)に二尺(約66㎝)ほどだったのが宝暦(18世紀中頃)以降は三尺(約1m)を超えるようになりました。 このような長い袖は、いろいろな感情表現のためにも用いられました。 例えば、。愛する人に対して相手の恋心を自分の方に招き寄せたいという思いや、別れていく人の心を呼び戻そうとする思い、これらの感情を「袖を振る」という行為で示しました

また長い袖を振ることは「魔を祓う」ことにも通じるため、縁起がよいともされています。 それは健やかな成長や良縁を授かりたいという祈りにつながり、慶事のきものとして振袖が定着してゆくことになりました。

今日の振袖は未婚の女性の第一礼装であり、成人式や披露宴をはじめとする晴れの日にふさわしい装いとされています。 本来は袖丈の長さによって大振袖(115㎝以上)、中振袖(95~115㎝くらい)、小振袖(85~95㎝くらい)に区別されますが、女性の身長が伸びたこともあって、今は振袖といえば大振袖を指すようになっています。


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