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きもの文化検定問題集5・4級(2)

⑪きものや帯の模様として使用されている「鳥獣戯画」の説明で不適切なものを次の中から選びなさい。

 (1)平安時代から鎌倉時代にかけえて描かれた絵巻物

 (2)京都の大徳寺に伝わる重要文化財

 (3)兎、蛙、猿などを擬人化して描いている。

 (4)日本で最古の漫画といわれている。

答え (2)京都の大徳寺に伝わる重要文化財

解説

鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)は京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物。国宝。鳥獣戯画とも呼ばれる。現在の構成は、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる。内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といえる。特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が非常に有名である。一部の場面には現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、「日本最古の漫画」とも称される。作者には戯画の名手として伝えられる鳥羽僧正覚猷(とばそうじょう かくゆう)が擬されてきたが、それを示す資料はなく、前述の通り各巻の成立は年代・作者が異なるとみられることからも、実際に一部でも鳥羽僧正の筆が加わっているかどうかは疑わしい。おそらく歴史上無名の僧侶などが、動物などに仮託して、世相を憂いつつ、ときには微笑ましく風刺したものであろう。現在は甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託保管されている。

⑫帯揚げの説明で正しいものを次の中から選びなさい。

 (1)縮緬、紋綸子、絽、紗などの素材がある。

 (2)装絞りは振袖だけに使用する。

 (3)黒留袖と喪服には白い帯揚げを使用する。

 (4)紬には紬地の帯揚げを使用する。

答え (1)縮緬、紋綸子、絽、紗などの素材がある。

解説

きもの用語大全より

帯の上辺を飾る布で、帯枕にかけて使います。帯枕を帯揚げで包んでお太鼓の上部に当てて、帯結びの形を整えます。体の前方で結んで、端を帯の中に隠します。絞り、刺繍、箔置きなど様々な種類があり、着用目的や好み、季節に応じて使い分けます。面積的には小さいですが、帯周りの色彩、華やぎ等、着物姿を引き立てる大事な要素になります。 振袖用の鹿の子絞の帯揚げは、以前ピンクでしたが、最近は若竹色、黄金色、萌黄、藤紫などきものや帯との配色のよいものが好まれています。振袖の帯揚げは「のし結び」にします。両端を胸元で打ち合わせるので、結びとはいいますが、結ばずに上前を衿に添って「入」の地にはさみこみます。胸のあたりにアクセントをつけてゆたかなふくらみをみせているのです。 留袖には白綸子の帯揚げを用います。訪問着や小紋のきものには絞り染だけではなく、綸子や縮緬の無地やぼかし染などを用います。小紋染めのものもあります。帯揚げも衣更(ころもがえ)にしたがって6~9月中は紋紗や絽を使います。 帯揚げなしではお太鼓はまとまりません。手を膝前にしておじぎしたとき、横からちらりとみえるのが帯揚げです。わずか五尺足らずの布ですが、その扱い方ととりあわせで自分だけのおしゃれな演出を楽しむとよいと思われます。

⑬図1の中から源氏香模様を選びなさい。

 (1)

(2)

(3)

(4)

答え  (3)

解説 

(1)橘 (2)牡丹 (3)源氏香 (4)楓

⑯女性の喪服にあわせるおびうぃ以下の中から選びなさい。

 (1)丸帯

 (2)名古屋帯

 (3)半幅帯

 (4)袋なごや帯

答え (2)名古屋帯

解説

袋帯

江戸時代中期に誕生した女帯の一種で、戦前までは最も格式の高い第一礼装用の帯として用いられてきました。しかし戦後、袋帯が考案されると次第に廃れ、現在では白無垢・黒引き振袖・打掛・色打掛といった婚礼衣裳や舞妓の衣裳として用いられる程度となりました。

特徴

パッと見た感じは「袋帯」とほとんど一緒ですが帯地の織り方と仕立て方が違います。

幅広の帯地を「片縫い袋」で仕立てします

幅広に織り上げた帯地(約70cm)を二つ折りにして袋状にする形で帯を仕立てます。

現幅広で織り上げるということは、表も裏も関係なく、現在の袋帯の表面が両面にくるということになります。…となると、袋帯を「二本」持っているのと同じようなもの。とても重たく、さらに分厚く結びにくいことが想像できますね。現在の袋帯と違い両面ともに同じ柄が入るのでとても華やかです長さは約4mと短め丸帯の長さは今の袋帯と比べると長さがだいぶ短く、今の袋帯とは結び方が違ったそうです。いろいろ調べたところ「一重太鼓でOK」とか「2重太鼓じゃなきゃダメ」とか、いろいろ出てきました。昔は今ほど堅苦しく考えていなかったんでしょうか(笑)

丸帯が誕生した江戸時代中期、お洒落が盛んになった時代でした。

服装だけでなく女性の髪型も豪華なものへと変わっていき、通常の帯では目立たない、ということから両面ともに柄のある豪華絢爛な「丸帯」が誕生しました。

この時代の歌舞伎役者、上村吉弥が舞台で娘役に結んだ「だらり結び」は当時大流行したそうです。

戦後、時代の流れとともに「軽装」が流行。結びやすい現在の「袋帯」が作られるようになり、今では「花嫁衣装」や「舞妓」「芸者」が結ぶのみとなりました。

丸帯は「一人で結ぶもの」ではなく「誰かに結んでもらうもの」だったんですね。

名古屋帯

女帯の一種。九寸名古屋ともいう。お太鼓の部分は幅30センチメートル、胴の部分は幅15センチメートル内外に仕立てる。幅36センチメートル、丈4.7メートル内外の布地で、胴の長さ2.4~3メートル、お太鼓用の長さは1.1~1.2メートル、帯芯(しん)を入れて仕上げる。名古屋帯は不景気だった1918年(大正7)に、衣服の簡略化を目的として、名古屋の女学校の教師が考案し着用したものである。これを名古屋のデパートが売り出し好評を得て、腹合帯にかわって普及し、今日なお盛んに用いられている。初めは普段着用であったが、近年は結び方もくふうされて、外出用、訪問着用に袋帯に次ぐものとして締められている。[藤本やす]

半幅帯

半女帯で並幅の半分の幅に仕立てた帯。羽織下や夏の浴衣に用いる。

大辞林 第三版

袋なごや帯

袋名古屋帯は、たれの部分を折り返し両端をかがり、芯を入れない仕立てをした帯のことをいいます。「て」の部分は着用時に折って結びます。(半分に少しががってある場合もあります)出来上がりの帯幅が、鯨尺で八寸であることから「八寸名古屋」ともよばれます。

図2(下の写真)の着物を着用しない場所を次の中からえらびなさい。

(1)友人の披露宴

(2)子供の入学式

(3)告別式

(4)お茶会

答え (3)告別式

⑱Aの名称を次から選びなさい。

 (1)おはしょり

 (2)しごき

 (3)帯揚げ

 (4)裄

答え 

 (2)おはしょり

⑲図2(写真)のBの部分を何というか。次から選びなさい。

(1)裄

(2)上前

(3)右前

(4)人形

答え (2)上前

⑳図3でCの部分の名称を次からえらびなさい。

(1)下帯 (2)て (3)お太鼓 (4)たれ

答え(4) たれ

㉑図3のCの長さは何センチぐらいがバランスがいいでしょうか?

(1)約5センチ (2)約8~10センチ 

(3)約12~15センチ (4)約15~18センチ

答え(2)約8~10センチ

㉒図3のDの部分の名称を次の中から選びなさい。

(1)胴裏 (2)八掛(裾回し)(3)掛け衿 

(4)ふき

答え

(2)八掛(裾回し)

㉓図3のDの説明で不適切なものを次の中から選びなさい。

 (1)きものの地色と同色以外でも選べる。

 (2)きものの地色に近い色調かぼかし染めを選ぶ事が出来る。

 (3)表地と関連性のある模様を染めることもある。

 (4)黒留袖の場合は白い生地を付ける。

答え

 (4)黒留袖の場合は白い生地を付ける。

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